今日の「きれい学」おススメの1冊
『最後の授業』ランダムハウス講談社 |
こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはカーネギーメロン大学(コンピュータサイエンス、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、デザイン)教授ランディ・パウシュ氏の『最後の授業』です。膵臓がんのため余命数ヶ月と宣告された著者が、最後の授業として教壇に立った時の感動のDVDもついています。
人は余命を知った時、何を伝えたいと思うのか・・。3人の幼い子供をもつ46歳の大学教授。余分なものをそぎ落とした、人としてもっともシンプルで崇高な思考は聞く人の心を打ちました。400人の聴衆のなりやまない拍手とスタンディングオベーション、600万ダウンロードあったという講義の模様もライブで感じられます。
これから結婚する人、これからお母さんになる人には家族のありかたとしての教材にもなってくれるはずです。
アンダーランポイント
「癌は僕にしかないわけじゃない」。この点に異論はない。膵臓癌だけでも、毎年3万7000人以上のアメリカ人が癌と診断されている。
では、僕という人間をどう定義すればいいのか。教師、コンピュータサイエンス学者、夫、父親、息子、友人、兄弟、学生たちのよき指導者。僕はすべての役割を大切にしている。でもこのなかでどの役割が、僕という人間を際立たせるのだろうか。
これまでの実績がどうであれ、僕が愛するもののすべては、子どものころからの夢と目標に根ざしている。そして、夢や目標のほぼすべてを実現してきた道のりに。
夢をかなえる道のりに
障害がたちはだかったとき、
僕はいつも自分にこういい聞かせてきた。
レンガの壁がそこにあるのは、理由がある。
僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうに「何か」を
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ。
僕は「親の宝くじ」に当たった。
僕は当たりくじを握りしめて生まれてきた。
辞書は食卓から六歩の本棚にあった。「わからないことがあれば自分で答えを見つける」が、わが家のモットーだった。面倒くさがって、座ったままあれこれ考えることはありえなかった。僕たちはもっといい方法を知っていた。百科事典を開け。辞書を開け。心を開け。
仕事でも人間関係でも強い立場に立ったときは、公平にふるまわなければならないとも教えられた。
僕が幼いころからずっと、僕がうぬぼれていないかを確認することが自分の仕事だと、母は思っていた。
子供は何よりも、自分が親に愛されていることを知っていなくてはならない。そして、たとえ親が生きていなくても、子供はそれを知ることができる。
とにかくものごとを交渉の場にもちだすこと。そうすれば受け入れてもらいやすくなる。
幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる。
「十分に時間をかけて待っていれば、人はきみを驚かせて感動させるだろう」
だれかにいらいらしたり、腹が立ったりするのは、その人に十分な時間を与えていないだけかもしれない。
僕が思う親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢をおいかけるように駆り立てることだ。親にできる最善のことは、子供が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。
だから、僕が子供たちに託す夢は簡潔だ。自分の夢を実現する道を見つけてほしい。僕はいなくなるから、きちんと伝えておきたい。僕がきみたちにどんなふうになってほしかったかと、考える必要はないんだよ。きみたちがなりたい人間に、僕はなってほしいのだから。
目次
はじめに
第1章 最後の講義
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
第3章 僕を導いてくれた人たち
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
第5章 人生をどう生きるか
第6章 最後に
謝辞
カーネギーメロン大学について
訳者あとがき
著者・訳者紹介
偉大な人物には、偉大な母ありなんですね。親という仕事は重責です。 |
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西村有紀子先生 Official Blog
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