今日の「きれい学」おススメの1冊
『フォーカスリーディング』PHP研究所 |
こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはSRR速読教室代表の寺田昌嗣氏の『フォーカスリーディング』です。実用的な技術の学べる「3日間集中講座」は毎回キャンセル待ちになるほどで、本書にはその人気講座のノウハウがぎっしり詰まっています。
1冊1分で読める!というよな突飛な速読術ではなく、眼の訓練はあるものの、目的意識をフォーカスすることで、ムダなのモノを省き、時間の短縮をする実に実用的な内容です。そして、本を多読すること自体を目的とせず、実際に本で学んだことを実生活に活かし、成果で本の価値を計るという、成果主義のところも、現代の時間のないビジネスマンにはピッタリの価値観だと思います。
読書の実用性を高めたいと思っている人はぜひぜひ読んでみて下さい。
アンダーラインポイント
本がこれだけあふれるようになったら、「何をどう読むか」ではなく、「何を読まずに済ませるか」を考えなければいけません。
大切なのは「速さをどう使いこなし、成果に結びつけるか」ということだったのです。
「目的にフォーカスすればいい」
「フォーカスを明確にすればいい」
・1冊10分で、1冊の本の中から、あなたに必要な行動の指針やヒントを手に入れる。
・1冊10分で、あなたが求めていた知識と情報を手に入れる。
・1冊10分で、その本の「いいところ」を確認し、それをどう処理すべきか理解する。
・ちょっと気になる新刊書をサックッと処理して成果につなげていける読書。
・分厚い本でも、自分のほしいポイントを要領よく押さえて成長につなげていける読書。
達人と呼ばれるような人たちは、読書にさえコストとリターンの概念を持ち込みます。何をどう読めばリターンを最大化できるか、クールに計算しているのです。
最悪なのは、本の中で自分が知っていることばかりを確認して自己満足に浸るパターンです。「著者と同じ事を考えている自分は、著者と同じくらいすごいんだ」と勘違いしてしまうわけです。
はっきりいって、読んでいる最中や、読み終わった直後の満足感なんか、どうでもいいのです。手に入れた知識が、あなたの中で、あなたの現場でどう生かされたのか、そこをきちんと検証しましょう。
多読すること自体が目的となると、本来読後のフォローにあてられるべき時間が、次の1冊のために奪われていきます。量をもとめることの弊害はここにもあります。
いくら「売れているから」といって、深みのないケータイ小説をいくら読んでも、あなたは成長することはできません。
要するに、視野を狭めてがんばって読んでも、理解度が高くなるわけではないということです。高くなるのは、安心感と満足感だけ。そして、この満足感がクセモノです。視野を広げれば理解がスムーズになるはずなのに、どうしても視野を狭めて満足感を求めてしまいがちです。
読書の効率が悪くなるのも、成果が上がらないのも、つまるところ「読書の先」、つまり目的にフォーカスできていないからです。
読書で大切なのは「本を読むこと」ではなく、「本に書かれている情報を読み取る」ことだし、「本を読んで目的を達成する」ことなのです。
何かにフォーカスするということは、何かを捨てるということです。何を手に入れたいか、ねらいを定めたうえで、切り捨てられるところはクールに切り捨てる。これが効率的な読書というものです。
「無駄なコストを省く」というのは、わかりやすくいうと、得るものが少ない本にダラダラとつきあうなということです。得るものがゼロでないとしても、「割に合わない」と感じたら、躊躇せずに本を置くこと。投資の世界でいう"損切り"です。
<速読の心・技・体>
・ 心 その本をどう読むのか、何を目的として読むのかという意識。目先の安心感、満足感を捨てて高いリターンを求める覚悟
・ 体 @ベースとなる読書力。読もうとする書籍の内容についての予備知識、ビジネスの経験値。A眼の使い方。B高い集中力C情報を入力するレベル
・ 技 フォーカスの設定のしかた。そのためにどう「体」を使うのか。達人の読書法。
T(Time)この本を読むのにかけていい時間はどれくらいあるのか
ある本をしっかり理解しようと思ったら、最低3回は読み直さないとダメです。実感として言えるのですが、本当の意味で、投資の元が取れるのは、3回目の読書からです。
目次
はじめに
講座をはじめるにあたって
【理論編】第1講 あなたがはまりがちな"読書のワナ"
【理論編】第2講 読書に何を求めるのかを
【鍛錬編】第1講 速読は体育会系のノリで身につける
【鍛錬編】第2講 「体」を極める
【鍛錬編】第3講 「技」を極める
【鍛錬編】第4講 「心」を極める
【実践編】フォーカスの力を最大限引き出す読書術
おわりに
【巻末付録】
参考文献リスト
この本を読み終えてからの読書は、平均30分になりました。10分までは程遠いですが。
寺田氏とは同じ出版セミナーの同期生です。すでに5万部以上売り上げている彼にあやかろう。 |
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