今日の「きれい学」おススメの1冊
『愛し続けるのは無理である』講談社文庫 |
こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは脚本家であり日本相撲協会の横綱審議委員を務める内館牧子氏の『愛し続けるのは無理である』です。
掲題の通り著者は1人の男性を愛し続けるのは無理である、一生ラブラブでいられるなんて、若い女の希望的妄想である、という見解を示していますが、実際には人によるというところではないかと思います。確率的に言えば、“愛し続けられない人”の方が圧倒的に多いと感じますが、検証した実績もないのであくまでも印象の問題ですが・・。
著者は結婚をしていないので、そう感じているということでしょうが、結婚をしない人、したいけどできない人、が増え、婚活をしなければ結婚できないと言われている現代においては、こうした考えが主流になっていくのかもしれません。
一歩引いた位置から眺める男女関係は、ドラマティックではないもののむしろお互いに長く付き合うコツなのかもと納得させられます。
恋愛にちょっと疲れてしまった人におススメです。
アンダーラインポイント
「プロっていうものは、相手の熱をいかにさめさせないか、その手腕だからね」
30代というのは、ゼロからスタートを切りなおせる若さだ。私も今だからそれがわかる。30代はつい、10代や20代と比べて「トシだし」と焦るが、10代や20代は若いのではなく、青いのである。
そう、人生は短い。若い時代はさらに短い。いわば「夢の中の夕立ち」のように短くはかないのが人間の一生だ。としたら、すべてのことに対して、思いのままにやった方が、少なくとも納得はできる。
私は「合コン」とは、本来こういうものだと思う。心だの性格だのより、まずは顔や若さに目が行く場だと割り切った方がいい。男たちが「引いちゃう」年齢の女や、顔に自信のない女は、合コンに出てもみじめになるだけだ。「次こそは」と根拠のない期待を持って合コン通いを続けても、女にとって百害あって一利なし。
「真の愛はそんなにきれいには別れられない」と反論があろうが、真の愛だろうがなんだろうがどちらかが別れを言い出したなら、もう元にもどれないというのが私の考えである。としたら、大騒ぎしてヤジ馬を喜ばせるだけ損。もしも、男から別れを切り出されたなら、つまり投げ飛ばされた時、谷本選手のように「スッと立ち上がり、何ごともなかったかのように」日常に戻るなら、これはみごとな「残身」の美しさだと思う。
「東大が君たちに何をしてくれるかではなく、君たちが東大に何をしてやれるか。それを考えて欲しい。」
私の記憶に間違いがなければ、これは東京大学の佐々木毅総長が、東大生に向かっておっしゃった言葉である。
結婚すると女の人って、「精神的に落ちついた」って言うし、中には経済的に安定する場合もある。そういうメリットを得ながら、しばらくすると、「自分の世界が欲しい」とか、「夫の実家とは付き合わない」とかいろいろ言い始める。
メリットを得る以上、デメリットも引き受けなきゃいけないわけですよ。なんだか私は結婚って、男の方が損してる気になる。
私自身、人間はみな平等だと思っている。ただ、礼儀とか礼節ということは、平等とは違う次元のものとして存在する。それはイデオロギーではなく、文化だ。大人はそこをきちんと子供に教え、伝えることをあまりにも避け過ぎていまいか。
目次
前書き
T愛して
U磨いて
V抗って
W怒って
X泣いて
Y暮らす
文庫版後書き
でも、私はずっと愛しているけどなぁ。 |
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