プラチナとは地金として人気が高い貴金属で、元素記号Pt、原子番号78の白色の光沢を持つ金属で、白金とも呼ばれます。日本では婚約指輪、結婚指輪にプラチナが良く用いられえいます。純度は100%はPt1000と表記され、Pt1000、Pt950、Pt900、Pt850の四品位制で表されており、リングの裏側などに大蔵省検定マークが打刻されています。金は純度37.5%のK9まであるのに対して、プラチナは85%に満たない純度のものはプラチナとは認められていません。
プラチナは希少性が高い高価な貴金属で、他の貴金属に比べて採出量がとても少なく、約1トンの原鉱石から、たった3グラムのプラチナしか採出されません。採出総量は年間100トン程度で、その内ジュエリーとして加工される量は年間88トン程度になります。有史以来発掘されたプラチナの総量は約2500トンとされており、これは5m四方の立方体の大きさと同量で、金の約1/30程度です。
科学的に非常に安定していて、他の貴金属に比べて密度と比重が高く、摩滅しにくくて熱や酸化に強く、傷が付きにくいといった優れた耐久性があります。汗にも強く、通常の使用では変色することはありません。また、純度が高く、アレルギー反応を起こしにくい肌に優しい貴金属です。強度と共に粘り気があり、わずか1グラムで2キロメートルもの長さに伸ばすことができる展延性を持つため、繊細な細工をすることができます。宝飾品のほかにも、触媒としても高い活性を持っており、自動車の排気ガスの浄化触媒のほか、合成触媒として多くの量が使用されています。
プラチナの語源は、1735年に、スペインの海軍将校がコロンビアのピント川河畔で銀に似た白い金属を発見し、「ピント川の小さな銀(platina del pinto)」と呼んだことに由来しています。これが現在のplatina、元素名のplatinum(ラテン語形)の語源となりました。つまりプラチナとは外観が銀に似ていることに因んだ呼び名であるのです。また、銀は酸化してくすんでしまいますが、プラチナは金のように美しさを保つ性質があることから、プラチナのことを "white gold" とも呼んでいました。白金という日本名は、"white gold"を直訳したものです。 |