プリーツとは、布を折り畳むことで襞(ひだ)を作る技法のひとつで、規則的に畳み込んだ布の一部を固定し、衣服に運動性を持たせたり、立体的に装飾したりするために使われる技法のことをいいます。また、ひだそのものを指すこともあります。折り目が付いていないものをタック、折り山が途中で消えるものをダーツと呼びます。
これに対し、布を垂らしたときに自然にできるひだをドレープ、縫い縮めてひだを作るものをギャザーと呼びます。ドレープやギャザーとは異なり、プリーツは折り山がきちんとたたまれているために硬い印象がありますが、折り幅や素材によっては柔らかさも表現することができます。折り畳むと3重になるため厚手の生地は適さず、こしが弱く収縮性がある素材もプリーツには適しません。
プリーツの歴史は古く、古代エジプト以来使用されてきました。中世から近世にかけて、女性はすその長い衣服を着ていたので、歩きやすく運動性を出すためにプリーツを多く用いていました。プリーツは通常の3倍以上の布を使うので、上流階級にしかできない高級な装飾的な技法でもありました。 |