| 鏡開きとは、結婚式の演出の一つです。新郎新婦が日本酒の入った樽を、小槌で叩いて開けるという演出のことです。「鏡」は物事を映し出す、ということから古来より権威や宝物の象徴として祭事によく用いられてきました。また、丸い平らな形状から円満、豊かさという意味も表わすようになったのです。結婚式において行われる鏡開きの演出には、二人の出発を祝福する気持ちと、これからの幸せや健康の成就を祝う気持ちがこめられています。このときたるに入っていた日本酒はゲストに振舞われます。この鏡開きの儀式の由来は江戸時代にまでさかのぼります。四代将軍徳川家綱が戦に備え、先祖の甲冑の前に鏡を飾って出陣の舞を舞い、諸大名を呼んで祝宴を開いたことが始まりだとされています。これは必勝祈願として鏡開きが用いられているのです。また、なぜ日本酒の入った樽の蓋を割るのに「開く」という言葉を用いるのかというと、「割る」という言葉は忌み言葉だからです。結婚式という慶事の行事に忌み言葉を用いてはいけません。このような理由から「開く」が使用されるようになったのです。 |