ドラジェとは、アーモンドの実をピンク、ブルー、白などの色とりどりの砂糖ペーストでコーティングしたフランスの祝い菓子のことをいいます。イタリアではコンフェッティと呼ばれます
アーモンドはぶどうの房のようにたくさんの実がなることから、ヨーロッパでは子孫繁栄の象徴とされており、結婚式や誕生日などのお祝い事には欠かせないものとして、祝い事があるときにはみんなに配るというような習慣があります。結婚式では、「子宝に恵まれた幸せな人生を」願ってドラジェが用いられ、また二人の幸せを招待客の皆様におすそわけするという意味でドラジェをチュールなどに包んで配ります。その昔、ヨーロッパではお開きの際に、花嫁が自分のベールを切って包んだという話もあります。
ドラジェの歴史はとても古く、イタリアのシシリー島でアーモンドを原料として作られたのが起源とされ、すでに紀元前177年には、ローマ貴族であるファビウス家において、結婚式や婚約式、子供の誕生の際などの内祝いとして、市民にドラジェが配られたという記録が残っています。その後、宮廷内の貴族たちの間で祝い菓子として盛んに使われるようになり、現在では世界的にポピュラーなお菓子となりました。フランス・ヴェルダンの薬剤師がアーモンドに砂糖と蜂蜜をかけた作ったものが、現在のハードコーティングのドラジェの原型とされます。 |