ドレープとは、布を垂らしたときに現れるゆるやかなひだやたるみ、またはひだのあるデザインのことをいいます。ドレープには、布で覆う、飾るという意味があり、エレガントで優美な雰囲気が出るデザインです。ドレープは主に、織物自体の重さと織物の曲げ剛さによって垂れ下がり具合の美しさがでます。これは織物のしなやかさや腰などに拠るところが大きく、また、織り方や糸使いなどによってもひだのでき方やシルエットライン、身体へのなじみ具合が大きく異なってきます。
古代ギリシャにおいての衣装は、布をそのまま体に巻き付けたものであり、いかに美しいドレープを作るかが着こなしの基本となっていました。その後もひだは重要視され続け、上流階級の貴族になればなるほどひだをたくさん用いるようになり、ひだを贅沢に使うことは権威の象徴にもなっていきました。現代においても、ウェディングドレスには欠くことのできない装飾のひとつです。 |